賃貸住宅の着工件数は、2012年から全国的に増加基調となり、2014年上期(1月~6月)も対前年同期比プラスで推移した。一方、賃貸住宅の純増加戸数(空き家を含むストック戸数の増加分)は、着工戸数とは大きな隔たりが生じている。2003~2007年、2008~2012年の2期間における賃貸住宅の純増加戸数は着工戸数のそれぞれ47%、71%にとどまった。築古物件が取り壊しなどで減少(滅失)しているためだ。