仙台は、JRによる駅ビル開発が他の政令指定都市より遅れていたが、ようやく駅舎と一体となった商業施設やホテルが着工された。併せて、仙台市街地で新しい地下鉄東西線の開業を2015年に控え、駅周辺では新たな街や施設が姿を現し始めている。このように商業施設や住宅の開発には勢いがあるものの、オフィス開発は抑制気味で、地域経済をさらに牽引する仕掛けが必要といえる。本格的な復興のためにも魅力ある施設や都市基盤の整備によって都市力をさらに向上し、海外や他県から多くの人を呼び寄せる力を持つことが大きな課題ではないだろうか。