渋谷パルコ建て替え計画の完成イメージ。敷地北側からみた全体像(資料:パルコ)
渋谷パルコ建て替え計画の完成イメージ。敷地北側からみた全体像(資料:パルコ)
敷地南側からみた建物下部の完成イメージ(資料:パルコ)
敷地南側からみた建物下部の完成イメージ(資料:パルコ)

 パルコは6月30日、渋谷区宇田川町の旗艦店、渋谷パルコパート1とパート3を、地上20階地下3階建ての大型複合ビルに建て替える計画を発表した。高さ約110m、延べ床面積約6万5000m2の規模で、2017年3月の着工、2019年9月の完成をめざす。

 計画地はJR渋谷駅ハチ公口から徒歩5分、公園通りに面する角地だ。宇田川町14街区の大部分と15街区全体が対象で、敷地面積は約5380m2。周辺地権者とともに再開発を進める。

 建設するビルは、地下1階~地上8階までを店舗、9階以上を賃貸オフィスとする。店舗フロアには若手クリエーターの育成施設や起業家の支援施設、劇場なども設ける計画だ。店舗部分の面積は、既存の2棟の合計と同程度とする。

 パルコは同日、「宇田川町15地区開発計画」の名称で、東京都に都市再生特別地区の計画を提案した。


[開発の概要]
開発名:渋谷パルコ建て替え計画(宇田川町15地区開発計画)
所在地:渋谷区宇田川町14、15(住居表示)、宇田川町90-1ほか(地番)
最寄り駅:JR渋谷駅徒歩5分
面積:土地約5380m2、延べ床約6万5000m2
階数(地上/地下):20/3
用途:店舗、事務所、育成施設、事業化支援施設、文化発信施設(劇場)、駐車場
用途地域:商業
容積率:700%(法定)
事業主:パルコ
工期:2017年3月~2019年9月(予定)