パークシティ大崎の全景(写真:三井不動産)
パークシティ大崎の全景(写真:三井不動産)
かんぽ生命保険が一棟借りする大崎ブライトタワー(写真:三井不動産)
かんぽ生命保険が一棟借りする大崎ブライトタワー(写真:三井不動産)
大崎ブライトコア(写真:三井不動産)
大崎ブライトコア(写真:三井不動産)

 三井不動産や日本土地建物など6社が共同で進めてきた大規模再開発「パークシティ大崎」が、5月20日に竣工した。JR大崎駅の東側に位置し、2棟のオフィスビル、2棟のマンションなど総延べ床面積約25万m2、合計7棟の施設で構成される。構想から約30年をかけて完成した。

 2棟のオフィスビルのうち、地上31階地下2階建ての大崎ブライトタワーは、延べ床面積9万1960m2、オフィス賃貸可能床面積5万3670m2、基準階床面積588坪(1946m2)の規模を持つ。かんぽ生命保険が一棟借りすることが決まっている。

 地上20階地下2階建ての大崎ブライトコアは、延べ床面積4万4770m2、オフィス賃貸可能床面積2万2250m2、基準階床面積446坪(1477m2)で、低層部に品川区の産業支援交流施設として約460人収容のホールを備える。地権者の巴工業など、一部の入居企業が決まっている。三井不動産広報部によると、「大部分のフロアでテナント確保のめどが付いた状態」だという。

 2棟のビルとも、建築環境総合性能評価システムCASBEE(キャスビー)でSランク相当の環境性能を持つ。街区全体では、敷地面積の30%以上を緑地としており、広場や公園、遊歩道など7カ所の緑地空間を設けている。


[開発の概要]
街区名称:パークシティ大崎
事業主:三井不動産、日本土地建物、大成建設、大和ハウス工業、新日鉄興和不動産、三井不動産レジデンシャル
設計者:日本設計、成和コンサルタント
施工者:大成建設、西松建設、藤木工務店

ビル名称:大崎ブライトタワー
所在地:品川区北品川5-6-1(住居表示)
最寄り駅:JR大崎駅徒歩4分
面積:延べ床9万1960m2、賃貸可能床5万3670m2、基準階床面積588坪(1946m2)
構造:S・SRC・CFT造
階数(地上/地下):31/2
用途:事務所、店舗
主なテナント:かんぽ生命保険

ビル名称:大崎ブライトコア
所在地:品川区北品川5-5-15(住居表示)
最寄り駅:JR大崎駅徒歩5分
面積:延べ床4万4770m2、賃貸可能床2万2250m2、基準階床面積446坪(1477m2)
構造:S・SRC・CFT造
階数(地上/地下):20/2
用途:事務所、店舗