ミキモト本店の完成予想図(資料:ミキモト)
ミキモト本店の完成予想図(資料:ミキモト)

 宝飾品大手のミキモト(本社:江東区)は、中央区銀座4丁目の本店を建て替える。築40年が経過していることに加え、2020年の東京五輪開催により国内外の観光客が増加することを見据え、建て替えを決めた。2015年1月に現本店の営業を終了し、解体工事に着手する。新本店は2017年3月の開業をめざす。開業までは銀座2丁目のMIKIMOTO Ginza 2を仮店舗とする方針だ。

 ミキモト本店は地下鉄銀座駅から徒歩1分、中央通り沿いに立つ。地上9階地下2階建て、延べ床面積3012m2で、1974年に竣工した。地上1階~4階は宝飾店舗、5階以上は自社の事務所などとして使用し、地下1階は飲食店舗に賃貸している。

 新本店は地上12階地下2階建て、延べ床面積約4500m2の規模となる。建て替えによってミキモトの売り場面積は約2.5倍に拡大する見込みだ。設計・施工は鹿島が担当する。ファサードのデザインは、建築家で東京大学名誉教授の内藤廣氏が手がける。


[開発の概要]
開発名:ミキモト本店
所在地:中央区銀座4-5-5(住居表示)
最寄り駅:地下鉄銀座駅徒歩1分
面積:土地約410m2、延べ床約4500m2
階数(地上/地下):12/2
用途:店舗、事務所
用途地域:商業
容積率:800%(法定)
事業主:ミキモト
設計者:鹿島
施工者:鹿島
工期:2015年1月(解体)~2017年3月