前田建設工業は4月1日付で前田インフラマネジメントを設立した。再生可能エネルギー事業やインフラ事業に関するコンサルタント、投資業などを目的としている。事業の拡大をめざすインフラ分野で、個別案件ごとに必要になる特別目的会社を一元的に管理する役割を持たせる。

 「脱請負」を掲げる前田建設は2013年10月、豪投資銀行のマッコーリー・グループと、インフラの開発・運営事業などに参入するための合弁会社を設立することで基本合意したと発表した。2013年内に予定していた合弁会社の設立は遅れており、5月末~6月にずれ込む見通しだ。

 前田インフラマネジメントは、この合弁会社に先立ち、前田建設が全額出資して設立した。本店は千代田区猿楽町の前田建設本店内に置き、代表には同社取締役・専務執行役員の前田操治氏が就任した。