JR神田万世橋ビル
JR神田万世橋ビル
日土地虎ノ門ビル
日土地虎ノ門ビル

 環境配慮型のオフィスビルとして2013年に完成したJR神田万世橋ビルと日土地虎ノ門ビルが、米国グリーンビル協会の建物環境認証システムLEED-CS (Core and Shell)で、上から2番目に高いゴールドの格付けを取得した。

 JR神田万世橋ビルは2013年1月に竣工した。エネルギー負荷の少ない配棟計画や入居者のエコ通勤に対応する自転車置き場、シャワー室などが、LEEDの評価ポイント獲得に貢献した。執務フロアは自然の風を取り込めるように、窓が開けられる。

 日土地虎ノ門ビルは、日本土地建物の環境フラッグシップビルとして10月に竣工した。年間1次エネルギー消費量の予測値が741と極めて低い。オフィスフロアのエレベーターホールを、栗無垢材のフローリングで仕上げている点も特徴だ。

 LEEDには新築、既存建物、内装など、いくつかの部門がある。賃貸ビルを対象とするLEED-CSでは、データセンタービルの新豊洲キューブが2012年に最高位のプラチナ認証を取得。オフィスビルとしては日本橋アステラス三井ビルディングが2013年にゴールド認証を取得している。LEEDの認証を取得する動きは物流施設やホテル、病院などにも拡大。2014年1月末までに日本国内で45物件が認証を付与された。