大手町二丁目地区再開発事業の完成予想図(資料:都市再生機構)
大手町二丁目地区再開発事業の完成予想図(資料:都市再生機構)

 独立行政法人都市再生機構(UR)は9月13日、千代田区大手町2丁目で建設を計画している再開発オフィスビルの3フロア、専有面積1万1278m2などを入札で売却すると発表した。10月11日まで募集要領を配布し、10月10日~11日に申し込みを受け付ける。入札は11月8日に実施し、即日開札する。

 売却するのは「大手町二丁目地区再開発事業」で建設する2棟のオフィスビルのうち、URが取得する予定の保留床。A棟22階~24階の合計1万1278m2の区分所有権と、A棟・B棟の低層部にまたがるインターネットデータセンターと店舗、国際会議室、合計1万3434m2の6.4%にあたる区分所有権の共有持分だ。これらを一括して取得することを条件としている。入札に関する詳細情報は、URのウェブサイトで確認できる。

 大手町二丁目地区再開発事業は、逓信ビルや旧東京国際郵便局などの跡地約1万9900m2に、地上35階建てと33階建ての、低層部でつながったツインタワーを建設する計画。延べ床面積は34万6000m2で、2015年6月の着工、2018年5月の完成を予定している。


[開発の概要]
開発名:大手町二丁目地区再開発事業(仮称)
所在地:千代田区大手町2-3(住居表示)
最寄り駅:地下鉄大手町駅徒歩1分
面積:土地1万9898.75m2、延べ床約34万6000m2
構造:S・SRC造・CFT造
階数(地上/地下):35/3(A棟)、32/3(B棟)
事業主:独立行政法人都市再生機構(代表施行者)、
    NTT都市開発(共同施行者)
設計者:日本設計・NTTファシリティーズJV
用途:オフィス、情報通信基盤(IDC)、国際カンファレンス施設、店舗
工期:2015年6月~2018年5月(予定)