アークヒルズサウスタワーの外観
アークヒルズサウスタワーの外観
基準階床面積約570坪のオフィスフロア
基準階床面積約570坪のオフィスフロア
都心で最大級の規模の屋上庭園
都心で最大級の規模の屋上庭園
地下のサンクンガーデンに設けられた高さ12mの滝。店舗ゾーンに面し、泉ガーデンと隣接している
地下のサンクンガーデンに設けられた高さ12mの滝。店舗ゾーンに面し、泉ガーデンと隣接している

 森ビルが建設を進めてきた大型複合ビル「アークヒルズサウスタワー」が9月4日、竣工した。アークヒルズの隣接地にあった自社ビル2棟を一体的に建て替えるプロジェクトで、地上20階地下3階建て、延べ床面積5万5033m2の規模を持つ。

 アークヒルズサウスタワーは、地下鉄六本木一丁目駅に直結し、新設の歩行者デッキによって隣接するアーク森ビルとつながる。地下のサンクンガーデンを通じて、泉ガーデンともつながっている。4階~20階がオフィスで、基準階床面積1883m2(570坪)、総賃貸可能床面積3万2291m2(9773坪)の規模だ。地下1階と地上2階は店舗、3階はスモールオフィスとなっている。店舗の開業は2014年1月を予定している。

 総事業費は約200億円で、森ビルが50%、日本政策投資銀行とオリックスの特別目的会社である平塚ホールディング特定目的会社が50%をそれぞれ出資している。

 オフィスは約4割の床でテナントが内定しており、2014年3月までの満室稼働をめざす。


[開発の概要]
開発名:アークヒルズ サウスタワー
所在地:港区六本木1-4-5(住居表示)
最寄り駅:地下鉄六本木一丁目駅直結
面積:土地5846m2、延べ床5万5033m2、賃貸可能床3万2291m2
構造:S造
階数(地上/地下):20/3
事業主:森ビル、平塚ホールディング特定目的会社(日本政策投資銀行、オリックス)
設計者:森ビル
    (建築)入江三宅設計事務所
    (構造)清水建設
    (電気・設備)建築設備設計研究所
施工者:清水建設
用途:オフィス、店舗
工期:2011年4月~2013年9月
事業費:約200億円
環境認証:DBJ「プラチナ」