新豊洲キューブ
新豊洲キューブ

 アット東京が江東区の新豊洲駅前に開発したデータセンター、新豊洲キューブが、米国グリーンビルディング協会の環境認証LEED-CSで、最高ランクのプラチナの認証を取得していたことがわかった。認証は8月30日付。LEED-CS(Core and Shell)はビルオーナーの所管部分である躯体について評価する。この部門のプラチナ認証は日本で初めてだ。

 認証取得の詳細について、アット東京は明らかにしていない。計画段階の資料などによると、建物は延べ床面積4万1281m2、11階建て、81.8m×81.8mの正方形平面で、高さ約45m。窓の少ない箱形の建物が特徴だ。設備の省エネ効率を示すERRは67%、外構工事完了時の敷地面積に対する総緑化面積の割合は約25%となっている。

 日本でのLEED認証物件は29件。このうち約半数が2012年以降の認証だ。最高ランクのプラチナ認証は、内装を対象としたLEED-CIで飯野ビルの飯野海運本社オフィス(千代田区内幸町)が、既存ビルの運用や管理を対象としたLEED-EBOMで物産ビル(港区西新橋)が、それぞれ取得している。

<建物の概要>
名称:新豊洲キューブ
事業主:アット東京
所在地:江東区豊洲
最寄り駅:ゆりかもめ線 新豊洲駅
面積:土地1万6097m2、延べ床4万1281m2
構造、階数(地上/地下):S造、11/0
竣工:2012年
設計者:清水建設
施工者:清水建設
LEED認証の取得日:2012年8月30日
(注)計画段階の数値を含む