プラチナの格付けを得た日土地虎ノ門ビル(資料:日本土地建物)

 2013年竣工予定の日土地虎ノ門ビルなどオフィスビル4物件が、8月に日本政策投資銀行のDBJグリーンビルディング認証を取得した。

 東京都港区で建設中の日土地虎ノ門ビルは、計画中のプロジェクトを対象にしたプラン認証で最高ランクのプラチナの格付けを得た。日本土地建物が環境フラッグシップビルと位置づける賃貸オフィスビルだ。米国の環境認証システムLEED(リード)では上から2番目に高いゴールドの格付け取得を予定している。同社のDBJグリーンビルディング認証の取得は、これで4物件目となる。

 このほか、東武鉄道が所有する東京スカイツリーイーストタワー(東京都墨田区)がプラチナの格付けを取得した。サンアローズ・インベストメントが管理・運営する名古屋ルーセントタワー(名古屋市西区)とアゼリアヒルズ(仙台市宮城野区)は、それぞれゴールドと評価された。

 独自の環境認証サービスを展開する二つの金融機関のうち、日本政策投資銀行は8月から物流施設を対象とした認証サービスを始めた。一方、三井住友銀行は集合住宅を対象とした「SMBCサステイナブル ビルディング評価融資 レジデンス版」の運用を8月から開始し、多摩市の建て替えプロジェクト「Brillia 多摩ニュータウン」にプラチナの認証を付与している。

8月に環境認証を受けたオフィスビル。公表資料を基に本誌が作成