東京電力銀座支社本館
東京電力銀座支社本館

 東京電力は2012年8月、中央区銀座3丁目にある銀座支社本館を前倒しで売却する方針を明らかにした。当初、2014年度以降の売却を予定していたが、2013年度中の売却に切り替えた。売却時期を早めることで経営合理化を加速させる。

 売却する銀座支社本館は、地下鉄銀座駅から徒歩2分の並木通り沿いに立っている。中央通りの銀座二丁目交差点を北に入った一画で、百貨店のプランタン銀座や商業施設のマロニエゲートなどに近い。地上6階地下2階建て、延べ床面積7933m2の規模で、1962年に竣工した。土地面積は1152m2だ。

 銀座支社本館の地下には電力事業に必要となる設備が併設されている。この設備を2015年度末までに廃止するめどが立ったことから早期の売却に切り替えた。ただし設備の撤去が完了するまでは、東京電力がビルを継続使用することを売却の条件とする。

 東京電力は2012年5月、経営合理化に向け保有する不動産の売却リストを公表している。最新の売却リストはこちらで閲覧できる。