大阪市は2012年2月、大阪市住之江区南港中8丁目の土地1万6235m2や、南港北1丁目の土地1万1445m2など、大阪市湾岸エリアの4物件を一般競争入札で売却する。予定価格は南港中8丁目が13億220万円、南港北1丁目が11億5600万円だ。入札は物件ごとに個別に実施する。入札の申し込みを2月20日~24日に受け付け、3月1日に開札する予定だ。

 南港中8丁目の土地は、南港ポートタウン線中ふ頭駅から徒歩10分の場所にある。南港地区の西端に位置し、周囲は湾岸の大規模な物流倉庫が集積するエリアだ。大阪市は、取得した土地で物流施設を建設することを条件に設定している。

 一方の、南港北1丁目の土地は、南港中の土地と南港ポートタウン線を挟んだ東側の内陸部にある。中ふ頭駅から徒歩15分の場所だ。周辺はオフィスビルのほか、展示場、研究施設などが混在している。こちらの土地については、展示場などの情報発信拠点、あるいは先端技術産業のオフィス、研究施設などの建設に利用することが条件となる。

 これらのほか南港北3丁目の土地3566m2、大正区鶴町3丁目の土地1万8415m2を売却する。入札の詳細は大阪市のウェブサイトで確認できる。