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不動産投資ビジネスの新潮流(1)新たなステージのBIGウエーブ

2012/01/10

不動産金融を取り巻く環境が大きく変化するなかで、どのように市場を読み、戦略を練って、利益につなげていけばよいか――。日経不動産マーケット情報はこのほど「基礎から学ぶ不動産投資ビジネス 第3版」(田辺信之著)を発刊した。不動産投資に必要な基本的ノウハウを、実務に即して解説している。全面改訂した書籍のなかから、内容の一部を紹介する。

 日本の不動産投資ビジネスは、2008年秋の世界的な金融危機を乗り越えて、新たな成長ステージに向かいつつあります。これからのステージでは、不動産と金融の融合(Integration)がさらに進化するとともに、グローバル化(Globalization、国際化)がいっそう進展し、投資資金は一定の規律に従いつつも、世界中を自由に駆け巡るようになるでしょう。また、投資対象も賃貸不動産だけでなく、道路、鉄道などのインフラにまで広がり、投資対象や資金調達などの多様化がボーダーレス(Borderless、無境界)に進むことが予想されます。

 すなわち、ボーダーレスな活動(B)、不動産と金融の融合の進化(I)、グローバル化の進展(G)という三つの言葉の頭文字を取ったBIGウエーブが不動産投資ビジネスに本格的に押し寄せてきます。このことは、新たなステージでの競争がこれまで以上に激しいものになると同時に、ビジネスチャンスがますます拡大することを意味します。

 もちろん、世界的な金融危機が不動産投資市場の低迷をもたらしたように、国内外の経済や金融動向によって、不動産投資市場の成長が一時的に停滞することは、これからもあるでしょう。しかし、それが弾みのついたBIGウエーブを押しつぶすものにはなりません。むしろ、ある地域、国の一時的な低迷は、それが解消に向かったときに大きなビジネスチャンスをもたらすものであることは、日本がバブル崩壊後に学んだことでもあります。

 とはいえ、例えばグローバル化ひとつを取り上げても、それをビジネスとして活用する方法には多様な選択肢があります。積極的に海外の需要を取りに行くこと(海外での都市・住宅開発への参画など)も考えられますし、あくまで投資の中心は日本に置いて海外への投資はリスク分散に徹するというのも一つの方法でしょう。不動産投資は国内に限定しつつ、ファンドを海外で上場させることも考えられます。BIGウエーブのなかで、具体的にどのように対応していくかを、その時々の経済環境に応じて、柔軟かつ適切に選択していかなくてはなりません。

基礎から学ぶ不動産投資ビジネス 第3版

基礎から学ぶ不動産投資ビジネス 第3版

定価:2,100円(税込)
田辺信之 著/日経不動産マーケット情報 編
A5判、264頁
2011年12月19日発行

本書を読むと、こんな疑問に対する答えが見つかります・・・・・・
・不動産投資ビジネスにどんな変化が起きているか
・不動産投資ビジネスにはどんなプレーヤーがいるか
・不動産投資の市場規模はどれくらいか
・リーマン・ショックや世界金融危機で何を学んだのか
・国際会計基準(IFRS)導入による影響は
・バブルはなぜ起きるのか


――第2回に続く――

日経不動産マーケット情報

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