上海嘉南プロジェクトの完成予想(資料:三井不動産レジデンシャル)
上海嘉南プロジェクトの完成予想(資料:三井不動産レジデンシャル)

 丸紅、三井不動産レジデンシャル、三菱地所は中国・上海市で大規模住宅開発に乗り出す。総事業費430億円を投じて、約20棟、1700戸の分譲マンションを開発する。約40区画の商業施設も設ける。2012年秋に着工し、2013年春から第1期のマンション販売を開始する予定だ。

 開発地は上海市北西部の嘉定区南翔鎮(ナンショウチン)エリアに位置する。上海3大ニュータウンの一つである「嘉定新城(ニュータウン)」内の一画で、敷地面積は8万5000m2に及ぶ。建設する住宅はすべて内装付きで、外断熱工法、断熱防音サッシを採用するなど、環境に配慮した省エネタイプとする。クラブハウスなどの共用施設、緑化なども取り入れる。

 開発にあたって、3社は共同出資によって新会社「好世投資」を2011年6月に香港で設立しており、同社と現地企業が設立した不動産会社が開発を手がける。マンションは「好世」ブランドで販売する予定だ。


開発名:上海嘉南プロジェクト(仮称)
所在地:中華人民共和国上海市嘉定区南翔鎮
最寄り駅:地下鉄南翔駅
面積:土地8万5018.60m2、建物13万5520m2(住宅)、8380m2(商業)
敷地権利:土地使用権(住宅部分70年、商業40年)
戸数:住宅約1700戸、商業40区画
総事業費:約430億円
工期:2012年秋(着工)~2013年春(第1期住宅販売)