ケネディクスは10月24日、賃貸住宅などを主な投資対象とした投資法人を設立し、上場する意向を明らかにした。市場環境によるものの、来年上半期の上場をめざしている。100%子会社のケネディクス・レジデンシャル・パートナーズ(本社:港区)が資産運用会社となる。

 ケネディクスは、中規模オフィスビルを投資対象とするケネディクス不動産投資法人、物流施設などに投資する日本ロジスティクスファンド投資法人の二つの上場REIT(不動産投資信託)を運用している。また、グループ全体で約2128億円(2011年9月末時点)の住宅を受託資産として運用中だ。

 ケネディクス・レジデンシャル・パートナーズは、REIT運用会社として必要な取引一任代理などの認可をすでに取得しており、金融商品取引法の投資運用業登録に向けて準備を進めているところだ。上場時の資産規模は最大で700億円。ある程度、地域分散を図りながら、人気住宅エリアに立地する築浅・高仕様物件でポートフォリオを構成する。