完成予想図(資料:日本土地建物)
完成予想図(資料:日本土地建物)

 JR大崎駅西口南地区の再開発事業が2011年8月に着工する。日本土地建物などが再開発組合の組合員として事業に参画しており、2013年11月の完成をめざしている。街区の名称は「大崎ウィズシティ(Osaki Wiz City)」に決まった。

 開発地はJR大崎駅新西口から徒歩4分の場所にある。約7000m2の敷地にオフィス棟と住宅棟を建設するプロジェクトで、総延べ床面積は5万8000m2となる。総事業費は約266億円だ。オフィスの名称は「大崎ウィズタワー(Osaki Wiz Tower)」、住宅棟は「ル・サンク大崎ウィズタワー(Le Cinq Osaki Wiz Tower)」に決定した。

 オフィスは地上24階地下2階建て、延べ床面積約3万m2の規模で、総賃貸床面積は1万9000m2となる。基準階面積は約270坪(900m2)。非常用電源として発電機1基を備え、テナント用にも発電機の設置スペースを用意する。CFT(鋼管コンクリート)柱や制震装置(鋼材系ダンパー)を採用した。環境対策として共用部にLED照明を採り入れるなどして、CASBEE(建築物総合環境性能評価システム)のAランク以上を取得する予定だ。日本土地建物はオフィス棟の保留床を取得する。

 住宅棟はNIPPOが参加組合員として開発を担当する。地上25階地下2階建て、延べ床面積約2万m2、約200戸の規模となる。低層部には店舗と品川区の福祉施設を整備する。

[開発の概要]
開発名:大崎ウィズシティ
所在地:品川区大崎2-888-1(地番)
最寄り駅:JR大崎駅徒歩4分
面積:土地7171m2、総延べ床5万8456.59m
構造、階数(地上/地下):S・SRC・RC造、24/2(オフィス棟)、25/2(住宅棟)
用途:オフィス、住宅、店舗、公共施設
駐車台数:158
総事業費:約266億円
工期:2011年 8月~2013年11月