賃貸オフィスビルのトップは住友不動産芝公園タワー

 賃貸用のオフィスビルの中で、順位が高かったのは実質6位の住友不動産芝公園タワーだ。1m2当たりの年間エネルギー消費量は1261MJ。地上30階・地下2階建て、延べ床面積4万532m2の規模で、3階から24階がオフィスフロアだ。2009年度の在館者数は約1200人。100m2当たり3.0人と、賃貸ビルとしては比較的、低い在館者密度だ。個別空調のため、テナントと協議しながらの温度設定の緩和に力を入れている。過去3年間のビル全体の温室効果ガス排出量は2391t、2221t、2046tと着実に減少している。

住友不動産芝公園タワー

 実質7位の新霞が関ビルディングも賃貸オフィスビルだ。地上20階、地下3階建て、延べ床面積5万9180m2。1987年に竣工し、2005年に大規模改修を実施している。1m2当たりの年間エネルギー消費量は1300MJ、年間温室効果ガス排出量は54.4kgとなっている。2009年度の正確なテナント構成は不明だが、2011年時点では、独立行政法人医薬品医療機器総合機構が9フロアを占め、社会福祉法人全国社会福祉協議会が3フロアを使うなど、特殊法人の名前が目立つ。

新霞が関ビルディング