キユーピーは2011年5月、東京都調布市にある仙川工場の跡地に、オフィスや研究所などからなる複合施設を建設することを明らかにした。投資額は約90億円。2013年夏に完成する予定だ。

 仙川工場は2011年2月末に生産を終了した。新たに建設する施設は地上5階地下1階建て、延べ床面積2万8000m2の規模となる。新施設には府中市の中川原工場内にある研究所のほか、キユーピーの品質保証本部や都内にあるグループ各社の本社や営業所などが入居する。これらの機能を集約することで研究開発のスピードを向上しつつ、品質保証体制を一層、強化するねらいがある。集約するグループ会社は、キユーピー醸造、キユーピータマゴ、デリア食品などだ。施設には一般向けの見学用施設も設ける。

 既存建物の解体後、2012年春にも着工する。設計は日建設計が手がける。施工者は決まっていない。


[開発の概要]
開発名:キユーピー仙川工場跡地の開発
所在地:東京都調布市仙川町2-5-7ほか
面積:土地約1万7200m2、延べ床約2万8000m2
階数(地上/地下):5/1
用途:研究所、オフィス、見学施設など
事業主:キユーピー
投資額:約90億円
設計者:日建設計
施工者:未定
工期:2012年春~2013年夏(予定)