三菱地所と平和不動産は2月17日、資本業務提携を結んだことを発表した。三菱地所は平和不動産の第三者割当増資を引き受け、持株比率10.5%の筆頭株主となる。両社は、東京・日本橋兜町地区などの大規模再開発事業などに共同で取り組む考えだ。

 両社はこれまでにも、東京都新宿区の北新宿や新宿6丁目などの大規模再開発事業に共同で取り組んできた。今後も両社の事業基盤を活かして、平和不動産の本社ビルがある日本橋兜町地区の再開発事業の推進、不動産開発・マネジメントに関するノウハウの相互提供などを進めていく。平和不動産は3月に第三者割当と公募による増資で最大約134億円を調達し、財務基盤を強化する予定だ。