東京証券取引所と不動産証券化協会(ARES)は、J-REITが発表するニュースリリースの英語版サマリーの提供を開始した。サービス名は「J-REIT Flash」。ブルームバーグの加入者向けに、原則的に当日のうちに配信する。

 ニュースリリースは東証の適時開示情報閲覧サービス(TDnet)で一覧できるが、日本語の情報が大半で海外投資家には不便だった。英語版ニュースリリースは各REITがホームページに掲載しているが、翻訳で数日間遅れるケースも多かった。

 新サービスでは、全REIT37銘柄のニュースリリースのうち、物件取得や資金調達など主要なテーマに関するものを、定型のフォーマットで即日配信する。英語の正式なリリースは、その後REITのサイトに掲載されたものをPDF形式で配信する。

 各REITのホームページ更新情報やARES機関誌の英語版も提供する。制作・翻訳はトランズパシフィックエンタープライズ(本社:立川市)が担当。ブルームバーグ端末でJ-REIT Flashの画面を呼び出すにはコード「JRTF」を入力する。