新座市は2010年10月、埼玉県新座市新座2丁目の旧新座小学校の購入希望者を募集すると発表した。校舎や体育館、校庭などを現状のまま売却する。同市では、小・中・高等学校、大学、専門学校などの教育施設として活用する購入者を希望している。入札は実施せず、購入希望者と個別に交渉していく方針だ。

 旧新座小学校は、東武東上線柳瀬川駅から徒歩15分の住宅街にある。1万3737m2の敷地に校舎と体育館が立っている。校舎は地上3階建て、延べ床面積5141m2で、1975年に竣工した。1991年に大規模な改修を行ったが、耐震補強工事は実施していない。土地は、容積率200%の第一種中高層住居専用地域に指定されている。近隣には、独立行政法人都市再生機構が管理する新座団地がある。

 同校は2004年、近隣の大正小学校(現・新座小学校)との統廃合により廃校となった。2010年10月時点では一部の教室を福祉団体などに貸し出しているが、売却後は退居することになっている。


[物件の概要]
名称:旧新座小学校
所在地:埼玉県新座市新座2-14-1(住居表示)
最寄り駅:東武東上線柳瀬川駅徒歩15分
面積:土地1万3737m2、延べ床5141m2(校舎)、853m2(体育館)
構造、階数(地上/地下):RC造、3/0(校舎)、鉄骨ダイヤモンドトラスト構造、2/0(体育館)
竣工:1975年(校舎)、1978年(体育館)