京橋3-1プロジェクト(仮称)の外観イメージ(資料:東京建物)
京橋3-1プロジェクト(仮称)の外観イメージ(資料:東京建物)
ビル低層部の緑化空間、京橋の丘(仮称)のイメージ(資料:東京建物)
ビル低層部の緑化空間、京橋の丘(仮称)のイメージ(資料:東京建物)

 東京建物など7社は10月18日、中央区京橋3丁目で大型複合ビル「京橋3-1プロジェクト(仮称)」の建設に着手したと発表した。2013年3月の完成を予定している。事業主体は京橋開発特定目的会社、第一生命保険、片倉工業、清水地所、京橋三丁目特定目的会社、ジェイアンドエス保険サービスの6社で、二つの特定目的会社に出資する東京建物がプロジェクトマネジメント業務を手がけている。

 計画地は地下鉄京橋駅に直結し、中央通りに面する角地にある。土地面積約8131m2、地上24階地下4階建て、延べ床面積11万7526m2の規模を持つ。オフィスフロアは7階~24階の18フロアで、基準階床面積3459m2(1046坪)、賃貸可能床面積は6万2112m2となる予定だ。

 低層部には、立体的な緑化空間「京橋の丘(仮称)」を整備する。地下1階~地上3階に約5000m2の商業施設、3階に子育て支援施設(約200m2)、4階に医療施設(約1000m2)、5階にカンファレンスセンター(約2000m2)、6階に京橋環境ステーション(仮称)を設ける。

 京橋環境ステーションは、周辺地域の中小ビルを対象として、二酸化炭素(CO2)排出削減のためのエリアエネルギーマネジメント(AEM)を推進する。現時点で、京橋3丁目内にある5棟のビルの参加が予定されている。


開発名:京橋3-1プロジェクト(仮称)
所在地:中央区京橋3-1-1ほか(住居表示)
最寄り駅:地下鉄京橋駅直結
面積:土地8131m2、延べ床11万7526m2、オフィス賃貸可能床面積6万2112m2
階数(地上/地下):S造・柱CFT造、24/4
用途:事務所・店舗・交流施設・医療施設・子育て支援施設・駐車場
駐車場台数:355
事業主:京橋開発特定目的会社、第一生命保険、片倉工業、清水地所、京橋三丁目特定目的会社、ジェイアンドエス保険サービス
設計者:日建設計・日本設計JV(都市計画、基本設計、設計監修)、清水建設・大成建設JV(実施設計)
施工者:清水建設・大成建設JV
プロジェクトマネジメント:東京建物
工期:2010年9月~2013年3月(予定)