六本木ヒルズ クロスポイントの完成予想図(資料:森ビル)
六本木ヒルズ クロスポイントの完成予想図(資料:森ビル)
スケルトン空間のイメージ(資料:森ビル)
スケルトン空間のイメージ(資料:森ビル)

 森ビルは2010年10月、港区六本木6丁目で建設を進めている複合ビルが上棟し、名称を「六本木ヒルズ クロスポイント」に決定したと発表した。2011年3月の完成を予定している。

 同ビルは六本木ヒルズ森タワーに隣接し、六本木通りに面する場所に立つ。地上10階地下1階建て、延べ床面積7578m2の規模で、地上1階~2階が商業施設、3階~7階がオフィス、8階~10階は小規模オフィス7室・住宅8戸となる。六本木ヒルズ森タワーや各街区とは、新設するデッキによって結ばれる。

 3階~7階のオフィスフロアは基準階面積722m2(218坪)または732m2(222坪)で、総賃貸床面積は3641m2(1101坪)。天井仕上げのないスケルトン状態での利用もでき、スケルトン状態の最大天井高は5.0m、フラット天井仕上げの想定天井高は3.7mとなる。

 スケルトン状態での賃貸は、森ビルとして初の試みだ。六本木ヒルズ森タワーに入居している先進企業の新たな情報発信拠点やショールーム、高い天井高を有効に活用できるクリエーティブ系企業による利用などを想定している。賃料は、六本木ヒルズ森タワーと同程度を予定している。


開発名:六本木ヒルズ クロスポイント
所在地:港区六本木6
最寄り駅:地下鉄日比谷線六本木駅徒歩2分
面積:土地1003.61m2、延べ床7578.84m2、総賃貸可能床面積3641m2(3階~7階のオフィスフロア)
構造、階数(地上/地下):S・SRC造、10/1
用途:オフィス、店舗、住宅、駐車場
事業主:森ビル
設計者:森ビル(監修)、入江三宅設計事務所(建築・構造)、森村設計(設備・電気)
施工者:大林組
工期:2009年9月~2011年3月