茨城県つくば地域振興課は8月19日、つくばエクスプレス(TX)が開業した2005年以降、沿線3市(つくば市、守谷市、つくばみらい市)の人口が約2万7000人増加したと発表した。5年間で9.2%増加したことになる。

 TXは2005年8月に開業、2009年度には1日あたりの平均輸送人員が前年度比5%増の約27万人に達した。沿線3市の人口は、2005年8月の29万3989人から2010年7月に32万956人となった。特に守谷市は15.5%と大幅に増加している。

 沿線では、今年5月にはTX研究学園駅近くで「つくば市新庁舎」が開庁し、7カ所に分散していた庁舎を統合した。筑波研究学園都市の中心部にあるTXつくば駅前広場も6月にリニューアルオープンするなど、沿線の都市開発が進んでいる。このほか、沿線では県による住宅地の分譲が進んでおり、商業施設や学校の新設、企業の進出も見られる。