みなとみらいセンタービル(写真:オリックス不動産)
みなとみらいセンタービル(写真:オリックス不動産)

 オリックス不動産(本社:港区)、大和ハウス工業、ケン・コーポレーション(本社:港区)の3社が共同で開発を進めてきた「みなとみらいセンタービル」が2010年6月に開業した。オフィスと商業の複合ビルで、CASBEE 横浜(建築物総合環境性能評価システム)の最高評価Sランクを取得している。

 みなとみらいセンタービルは、みなとみらい線みなとみらい駅に直結している。地上21階地下2階建て、延べ床面積9万5220m2の規模だ。地上1階~3階が商業フロア、4階~21階がオフィスフロアとなっている。オフィス部分は1フロア1000坪強の広さを持ち、天井高は2950mmを確保した。オフィスフロアの7割~8割で、入居テナントが内定している。商業部分の稼働率は約5割だ。

 環境に配慮した取り組みとして、ビル屋上から採り入れた自然光を3 階オフィスエレベーターホール床面まで照射する採光システム(T-soleil)を導入し、共用部の照明電力を削減する。このほか、エネルギーを効率的に供給する地域冷暖房を導入し、Low-eガラスやVAV(可変風量装置)も採用した。


[開発の概要]
開発名:みなとみらいセンタービル
所在地:横浜市西区みなとみらい3-6-1(住居表示)
最寄り駅:みなとみらい線みなとみらい駅直結
面積:土地1万131m2、延べ床:9万5220m2
構造、階数(地上/地下):RC・S・SRC造、21/2
事業主:オリックス不動産、大和ハウス工業、ケン・コーポレーション
設計・監理・施工者:大成建設
工期:2007年9月~2010年5月
開業:2010年6月