松竹新木場倉庫の完成予想(資料:日本レップ)
松竹新木場倉庫の完成予想(資料:日本レップ)

 日本レップはこのたび、松竹との間で土地の有効活用に関するコンサルティング業務を受注した。松竹は2009年10月、自社で保有する江東区新木場の土地で物流施設の建設に着手している。日本レップは、この施設のテナントリーシングや開発・施工管理などのコンサルティング業務を手がけている。

 物流施設の建設地は新木場の貯木場に面する約1万m2の土地で、かつては松竹の倉庫が立っていた。新たに建設する施設は地上4階建て、延べ床面積約2万m2となる。2010年7月に完成する予定だ。大手文具用品メーカーの物流子会社が、施設を一棟借りして使用することが決まっている。

 建設にあたっては、日本レップが物流施設の開発による土地の有効活用策を松竹に提案し、開発計画の策定支援やリーシングサービス業務を提供することになった。松竹が物流施設を開発するのは今回が初めて。日本レップにとっては、同社グループで運用する物流不動産投資ファンド以外にサービスを提供する初の事例となる。

[開発の概要]
開発名:松竹新木場倉庫
所在地:江東区新木場2-3-11
面積:土地1万663.80 m2、延べ床2万1003.34 m2、賃貸床:1万9014.15 m2
構造、階数(地上/地下):S造、4/0
事業主:松竹
設計・施工者:西松建設
工期:2009年10月~2010年7月
テナント:大手文具用品メーカー物流子会社