2009年に本誌がウェブサイトに掲載したニュース記事や連載企画などを対象に、アクセス数(読者が記事を呼び出した回数)を集計したところ、2月13日に配信した記事「不動産ファンド運用5社、赤字に沈む」が1位になった。次にアクセス数が多かったのは、パシフィックセンチュリープレイス(PCP)丸の内のローンがデフォルトしたことを伝えた記事だった。ベスト10は下の表の通りだ。アクセス数の集計期間は2009年1月1日~2009年12月27日とした。

 3位は、東海旅客鉄道(JR東海)と日本郵政グループによる名古屋駅前の大規模再開発計画を伝えた記事だった。これらのほか、東京・代官山で相次ぐ開発(5位)、海外投資家から見た日本の市場(5位)、東京都区部でこれからできる大規模ビル(6位)などの記事が上位に入った。このほか、2009年の前半に相次いだ企業の経営破綻に関する記事も読まれている。

 2009年には不動産売買件数が急減した。これを受けて、売買事例に関する記事については、ベスト10内には1件もランクインしなかった。売買関連のニュースで最もアクセス数が高かったのは、「ケネディクスがカーライルに豊洲のビルを売却したことを伝えた記事で18位だった。

(2010年2月号では「2009年の記事アクセス数ベスト50」を集計して、掲載する予定です)