六本木1丁目の売却予定地
六本木1丁目の売却予定地

 財務省関東財務局は、港区六本木1丁目にある土地1782m2や港区西麻布4丁目の土地1097m2など、東京都区部にある不動産5物件を一般競争入札で売却する。最低売却価格は公表していない。

 売却するのは、いずれも1000m2を超えるまとまった面積の土地だ。港区六本木1丁目の土地は地下鉄六本木一丁目駅から徒歩4分の場所にあり、六本木ファーストビルに隣接している。細い通りを挟んだ向かいには、アーク八木ヒルズや、2010年3月着工予定の「六本木一丁目南地区再開発事業」の建設地がある。敷地には1958年竣工の老朽化した建物が立っている。建物は2006年7月以降、使われていない。土地は容積率400%の第二種住居地域が指定されている。

 西麻布の土地は地下鉄広尾駅から徒歩12分、日本赤十字社医療センター近くにある角地だ。周辺はマンションや戸建て住宅が立ち並ぶ住宅地となっている。こちらも、築40年以上が経過して老朽化した建物が立っている。容積率300%の第一種中高層住居専用地域が指定されている。

 これらのほか、以下の3カ所の土地を売却する。
・新宿区南元町 土地面積2379m2
・渋谷区上原2丁目 同3356m2
・目黒区下目黒6丁目 同9735m2

 六本木、西麻布、南元町の土地については12月3日に現地説明会を開き、2010年1月26日に入札する。これら以外の土地は12月4日に現地説明会、1月27日に入札というスケジュールになっている。