仏アクサグループのAXA Real Estate Investment Managers (AXA REIM)と住友信託銀行は10月19日、日本国内の不動産を投資対象とするファンドを立ち上げることで合意した。2010年前半の早い時期に約500億円のエクイティを国内外から集める予定で、レバレッジ後のファンド規模は1000億円程度になる見通しだ。投資対象には東京都心のオフィスビルを想定している。

 AXA REIMが運用する不動産は欧州を中心に395億ユーロ(約5兆3000億円)。最近では日本、中国、インド、オーストラリアといったアジア太平洋地域での投資に向けて体制を強化している。住友信託銀行グループが持つ物件情報やアセットマネジメント能力を生かしてファンドに物件を供給していく計画だ。