丸の内1-4計画の完成予想(資料:三菱地所)
丸の内1-4計画の完成予想(資料:三菱地所)

 三菱地所と住友信託銀行、三菱東京UFJ銀行が共同で手がける「丸の内1-4計画(仮称)」が9月17日に着工する。東銀ビルヂング、住友信託銀行東京ビル、三菱UFJ信託銀行東京ビルの敷地を一体で再開発するプロジェクトで、延べ床面積約14万m2のオフィスビルを建設する。2012年1月に完成する予定だ。

 ビルの建設地は永代通りと丸の内中通りに面した角地で、日本工業倶楽部会館・三菱UFJ信託銀行本店ビルと隣接している。ビルの規模は地上27階地下4階建てで、地下1階と地上1階部分には商業店舗を配置する。大名小路に面した区画には、住友信託銀行と三菱UFJフィナンシャル・グループの店舗・営業拠点などが入居する予定だ。ビルには託児所も設ける。

 オフィス部分の1フロアあたり面積は3000m2超で、丸の内エリアでは最大級の規模になる。ビルは東京都の「建築物環境計画書制度」の基準を上回る性能を確保し、CO2排出量削減に積極的に取り組む。環境性能評価であるCASBEE‐Sクラスの取得も予定している。設計は三菱地所設計、施工は清水建設が手がける。総事業費は約600億円だ。

[開発の概要]
開発名:丸の内1-4計画(仮称)
所在地:千代田区丸の内1-4-2ほか(住居表示)
最寄り駅:地下鉄大手町駅直結
面積:土地8033.94m2、延べ床13万9000m2
構造、階数(地上/地下):SRC・S造、27/4
総事業費:約600億円
用途:事務所、金融店舗、店舗、駐車場など
事業主:三菱地所、住友信託銀行、三菱東京UFJ銀行
設計者:三菱地所設計
施工者:清水建設
工期:2009年9月~2012年1月