日本コマーシャル投資法人は9月10日、新たなスポンサーの選定を再延期した。同日、交渉相手となるスポンサー候補を国内企業数社に絞り込んだ。10月末までにこのうち1社に独占交渉権を与え、11月末までに契約を締結する計画だ。

 投資法人は、破綻したパシフィックホールディングス系のオフィス・店舗REIT(不動産投資信託)。当初は7月に予定していた交渉期限を、その後、9月末に延長していた。再延長の理由は「各提案についてさらに深く検証を行うため」という。

 9月28日に期限を迎える借入金、約540億円のリファイナンスについては、スポンサー選定作業の状況を踏まえて金融機関と交渉を続けている。

本間 純