東京都が発表した「東京の土地 2008(土地関係資料集)」によると、2008年に都内で届け出があった2000m2以上の大規模な土地取引は523件で、2007年に比べて100件減少した。面積ベースでも前年から36%減少しており、取引件数、面積ともに、ここ10年で最も少なかった。

 2000m2以上の土地取引523件のうち、不動産証券化による信託受益権の売買件数は74件だった。こちらも、前年の119件から大きく減少している。

 一方、東京23区のオフィスビルのストックをみると、2008年1月1日時点で8889万m2となっている。前年に比べて141万m2増加した。2008年に23区内で着工したオフィス面積は174万m2だった。前年比で51%増加した。

 「東京の土地」は東京の土地価格の推移や利用状況など、土地に関する各種の最新情報を掲載している。1975年以降、毎年発行しており、東京都庁内の都民情報ルームで販売している。