広島紙屋町プロジェクトの完成予想(資料:三井不動産)
広島紙屋町プロジェクトの完成予想(資料:三井不動産)

 三井不動産など6社は2009年8月、広島市中心部の紙屋町で延べ床面積2万9000m2のオフィスビル建設に着手した。地上14階地下2階建てで、2011年10月に完成する予定だ。

 建設地は広島電鉄紙屋町東電停から徒歩1分、広島高速交通アストラムラインの本県庁前駅からは徒歩2分の場所にある。かつて広電ビル、広電ビル別館、さくら広電ビルが立っていた土地で、広島市のビジネス・商業の中心部にある。広島県庁にも近い。

 事業主は三井不動産のほか、広島電鉄、広電不動産、中央三井信託銀行、CMTBファシリティーズ、もみじ銀行だ。地下2階~地上3階が商業施設、4階~14階がオフィスフロアとなる。オフィスフロアの基準階面積は約380坪で、天井高2800mmを確保する。1階~3階の一部には、中央三井信託銀行ともみじ銀行が出店する予定だ。完成後は、地下2階部分で地下街のシャレオに接続する。

 駐車場は身体障害者用も含めて183台分を備える。Low-E複層ガラスや日よけルーバーなど、環境に配慮した設備を採用する。設計は日建設計、施工は清水建設・日本国土開発・鴻治組共同企業体が手がける。

開発名:広島紙屋町プロジェクト(仮称)
所在地:広島県広島市中区紙屋町1-2-8ほか(地番)
最寄り駅:広島電鉄紙屋町東電停徒歩1分、アストラムライン本県庁前駅徒歩2分
面積:土地2804.84m2、延べ床約2万9000m2
構造、階数(地上/地下):S・SRC・RC造、14/2
用途:事務所、店舗
駐車場台数:183
事業主:広島電鉄、広電不動産、三井不動産、中央三井信託銀行、CMTBファシリティーズ、もみじ銀行
設計者:日建設計
施工者:清水建設・日本国土開発・鴻治組共同企業体
工期:2009年8月~2011年10月