森トラストは12月19日、横浜グランドインターコンチネンタルホテル(本社:横浜市、YGIH)の株式39.34%を、イシン・ヨコハマ・ホールディングス(本社:港区)から取得した。森トラストは同時に、YGIH株式の20%をホスピタリティ・ネットワーク(本社:港区)に売却した。ホスピタリティ・ネットワークは港区にあるホテル インターコンチネンタル 東京ベイの経営・運営会社だ。森トラストは今後、同社と共同で、ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルを経営していく。

 YGIHは横浜・みなとみらい21地区にあるヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルの経営会社で、ホテルを賃借している。イシン・ヨコハマ・ホールディングスは2007年2月以降、森トラストと共同で同ホテルの経営に取り組んできた。今回、イシンはホテルの価値が向上できたと判断して、所有する全株式を森トラストに売却した。

 今回の株式取得および売却で、森トラストのYGIH株式の持分は58.68%になる。これによりYGIHは、森トラストの持分法適用会社から連結子会社になった。株式の取引価格は明らかにしていない。

 ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルは、世界最大級のホテルチェーン、インターコンチネンタル ホテルズ グループが日本で初めて運営するホテルとして1991年に開業した。地上31階地下1階、延べ床面積7万m2の規模で、594室を備える。ヨットの帆をモチーフとした独特な外観デザインが特徴で、パシフィコ横浜に隣接している。

〔ホテルの概要〕
名称:ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル
所在地:横浜市西区みなとみらい1-1-1(住居表示)
最寄り駅:横浜高速鉄道みなとみらい線みなとみらい駅徒歩3分
面積:延べ床約7万m2
階数(地上/地下):31/1
開業年:1991年
客室数:594室

<訂正:2008年12月22日>記事掲載時、YGIHがホテルの建物部分を所有していると記載しましたが、実際には賃借でした。