代官山iスタジオ(2008年3月撮影)
代官山iスタジオ(2008年3月撮影)

 奈良県は2009年1月30日、東京にある代官山iスタジオと職員住宅の入札を実施する。2物件を一括して売却するもので、最低売却価格を56億3700万円に設定している。即日開札し、落札者を決定する予定だ。

 代官山iスタジオは、奈良県が東京での広報活動などに利用してきた施設だ。年度内の閉鎖が決まっている。東急東横線代官山駅から徒歩1分、八幡通りに面した角地にあり、地上4階地下1階建て、延べ床面積2269m2の規模だ。1968年に竣工した。敷地面積は1705m2。平行四辺形の平面形状で、大部分が容積率400%の第二種住居地域に指定されている。

 売却するもう一つの物件は、世田谷区弦巻1丁目の職員住宅。東急世田谷線世田谷駅から徒歩10分、東急田園都市線駒沢大学駅から徒歩15分の住宅街に立っている。敷地面積521m2、延べ床面積400m2の規模で、容積率100%の第一種低層住居専用地域にある。

 すでに入札要領の配布が始まっており、来年1月20日まで入札参加の申し込みを受け付ける。落札者は2月16日までに契約を結び、3月30日を期限として売買代金を支払うスケジュールとなっている。詳細については奈良県のウェブサイトで確認できる。