リプラスは、滞納家賃保証サービスrentGo(レントゴー)で、顧客であるマンション管理会社への送金が8月29日から一部遅延していることを明らかにした。9月3日には完了する見込みという。送金遅延は7月31日に続くものだ。

 レントゴーでは、入居者が支払う家賃を外部の収納代行会社が受け取って、手数料などを差し引いた分をマンション管理会社に支払う。入居者が滞納した家賃についてはいったん収納代行会社が立て替え、期日までに正常に支払われた入居者の家賃と合わせて管理会社に収める仕組みだ。収納代行会社が立て替えた滞納家賃は、リプラスがプールしている資金の中から後日支払うことになっている。

 今回のトラブルは、滞納家賃の立て替えについて収納代行会社と意見調整がつかなかったことが原因だ。そこで、リプラス自身が滞納家賃の相当額を各マンション管理会社へ送金することになり、事務処理の体制づくりに時間がかかったという。前回のトラブルについては、情報システムの障害とオペレーションミスが原因と発表している。

 なお、同社はレントゴー事業に関連して、8月29日に予定していた茨城県北茨城市の土地取得の決済・引き渡しを9月16日へと延期した。退去した入居者の残留物を一時保管しておく倉庫を建設するため、日本色材工業研究所が保有する約3万5000m2の土地を1億5000万円で取得する計画だ。