リプラスは2008年7月、中国・上海に投資コンサルティングを手がける現地法人を設立する。中国における不動産投資物件の開発や運営を強化するのがねらいだ。

 同社は2006年2月に、子会社のリプラス・チャイナ・アセットマネジメント(RCA)を通じて中国の不動産に投資する第1号ファンドを組成し、北京中心部にあるチャイナセントラルプレイスのオフィスビル2棟を取得した。ファンドの組成・運営を続けるなかで、中国のデベロッパーとも関係を築いてきた。今回の現地法人の設立によって、経済成長が著しい中国での不動産投資をさらに積極化する考えだ。

 現地法人の名称は、リプラス(上海)投資コンサルティング有限公司。7月に現地法人を設立した後、9月には、森ビルが建設しているオフィスビルの上海環球金融中心にオフィスを移転する予定だ。