リーマンショック以降、賃料の低下が続いていた銀座表参道の回復傾向がはっきりとしてきた。新宿も前年同期比では上昇しているものの、長期的には横ばいで安定している。

 一方、渋谷池袋の賃料水準は低いままだ。これらのエリアでは駅から少し離れた場所で賃料の低下が目立つ。飲食エリアの一部が引き続き厳しい状況であることなどが要因と考えられる。

東京・主要商業エリアの賃料・公募数の推移(2012年第1四半期~2013年第2四半期)
  フロア区分 銀座 表参道 新宿 渋谷 池袋
募集賃料
(円/坪)
全フロア 27,201 30,129 22,308 21,352 20,030
1F 54,964 42,220 40,391 25,429 25,961
1F以外 24,990 23,722 19,941 20,957 19,418
公募数 全フロア 356 455 283 330 248
1F 35 157 38 42 25
1F以外 321 298 245 288 223
スタイルアクトが提供するReRemによる集計

各エリアの概況は以下をクリックしてください

ビーエーシー・アーバンプロジェクト