リーマンショック以降、賃料の低下が続いていた銀座、表参道の回復傾向がはっきりとしてきた。新宿も前年同期比では上昇しているものの、長期的には横ばいで安定している。
一方、渋谷と池袋の賃料水準は低いままだ。これらのエリアでは駅から少し離れた場所で賃料の低下が目立つ。飲食エリアの一部が引き続き厳しい状況であることなどが要因と考えられる。
東京・主要商業エリアの賃料・公募数の推移(2012年第1四半期~2013年第2四半期)
フロア区分 | 銀座 | 表参道 | 新宿 | 渋谷 | 池袋 | |
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募集賃料 (円/坪) |
全フロア | 27,201 | 30,129 | 22,308 | 21,352 | 20,030 |
1F | 54,964 | 42,220 | 40,391 | 25,429 | 25,961 | |
1F以外 | 24,990 | 23,722 | 19,941 | 20,957 | 19,418 | |
公募数 | 全フロア | 356 | 455 | 283 | 330 | 248 |
1F | 35 | 157 | 38 | 42 | 25 | |
1F以外 | 321 | 298 | 245 | 288 | 223 |
各エリアの概況は以下をクリックしてください
- 【店舗賃料/銀座 】路面賃料が大幅回復 (2013/09/18)
- 【店舗賃料/表参道 】プライムエリア周辺は出店意欲が回復傾向 (2013/09/18)
- 【店舗賃料/新宿 】路面は回復傾向も、低層階は低下が続く (2013/09/18)
- 【店舗賃料/渋谷 】駅外側の出店需要減少により平均水準が低下 (2013/09/18)
- 【店舗賃料/池袋 】路面は低賃料の公募増加 (2013/09/18)