編集部から
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ニコファーレ 7月にオープン
インターネット動画共有サービスのニコニコ動画を運営するニワンゴが、2011年5月に六本木で、ディスコの「ニコファーレ」をオープンすると発表した。ニコファーレ? どこかで聞き覚えのある名前だと思っていたら、かつて六本木に存在した大箱ディスコ・クラブ・イベントスペースのヴェルファーレを思い出した。そう…
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いつでも注目されているGAPの跡地
昨年11月、東急不動産がGAP跡地で表参道プロジェクト(仮称)の建設に着手したが、商業施設関係者の中では、どういったテナントが入居するかという噂が飛び交った。これが結構面白い。 GAP跡地が更地だった2010年6月頃は、「SHIBUYA 109」が進出、「HARAJUKU 109」が誕生するという…
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海外で組成相次ぐイスラム法準拠REIT
最近はとんと話題に上らなくなったが、原油価格の上昇を背景として、日本で「シャリア」に関する解説本が立て続けに出版された時期があった。シャリアとはイスラム教における法体系のこと。アジア・中東ではここのところ、シャリアに準拠したREIT(不動産投資信託)組成の動きが続いている。Dubai Isrami…
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不動産投資市場のAKB48現象
「AKB48現象というのがあるんですよ」と知り合いから聞いた。不動産市場で大型の売り物件が少なくなっていることから、総額が大きいバルク物件に人気が流れている現象を指すという。曰く「一つひとつの物件には飛び抜けた魅力がなくても、かたまりとして見るととても魅力がある」。なるほどと思ったが、私自身がAK…
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12月号で、外資の元気ぶりがよくわかる
日経不動産マーケット情報12月号の編集中に気付いたことがある。大型取り引きの多くが外国資本なのだ。例えばドイツのRREEFが大阪のユニクロ旗艦店を195億円で、韓国機関投資家が100億円で小石川のオフィスと新横浜の店舗を、額は下がるが香港興業国際集団が34億5000万円で六本木の高級賃貸マンションを…
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日中バーベル戦略しかない
日中政府はいま海の上の小さな岩を巡ってぎくしゃくしているが、そんなことにはお構いなく、経済分野での互いの依存度は日増しに高まっている。日本の総輸出額に占める中国のシェアは18.9%で、2009年に米国を抜いて最大の輸出相手国になった。また中国にとっても日本は最大の輸入先。輸出では米国に次いで第2位…
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ニコニコ本社12月にオープン
インターネット動画共有サービスのニコニコ動画を運営するニワンゴが、2010年12月に原宿で音楽スタジオやショップからなる「ニコニコ本社」をオープンすると発表した。リリースの写真には、見覚えのある坂が写っていた。確か、どこかの特定目的会社が所有している場所だ。 この土地について調べてみると、80年代…
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2012年以降に完成するビルのテナント探しが佳境に
「このビルはルートC設計なので、もうそろそろテナントを決めないと……」。2012年~2013年に完成する大型ビルのビルオーナーやオフィス仲介担当者から最近、よくこんな声を耳にする。 ここで言うルートC設計とは、ビルの防災計画で、国土交通大臣の認定が必要な「ルートC」という避難安全検証方法を採用して…
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神宮前4丁目ハンバーガー計画
取材や撮影で表参道周辺、特に明治通りから青山通りにかけて歩くことが多い。撮影は光の関係で昼時がちょうど良いのだが、ちょうどお腹がすく時間でもある。こういう時は、気軽に食べられるハンバーガーをテイクアウトして食べたい。しかし、表参道駅近くのマクドナルドは入居していたビルごと無くなり、ウェンディーズに…
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渋谷区鉢山町の建築現場でクレーン倒壊事故が発生
事故現場(10月4日22時撮影) 昨日、渋谷区鉢山町のマンション建築現場で、クレーンの倒壊事故が発生した。写真は、帰宅途中にたまたま現場に出くわして撮影したもの。土壌を垂直に掘削するための機械(スクリューオーガー)が、隣接する老人ホームの3階部分を直撃している。現場警備員に話をき…
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「におい」に泣いた夏
記録的な猛暑となった2010年夏。しかし私にとっては「臭い夏」として記憶に残るだろう。自宅マンションの廊下で「何かにおうなあ」と感じ始めたのは7月上旬のこと。月末にかけて尋常ではない異臭となり、嫌な予感がして管理センターに連絡した。仕事を終えて帰宅すると、向かいの住戸のドアが養生テープで目張りされ…
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容積率アップか、リーシングの自由度か
中央区の日本橋・八重洲・京橋エリアでは、1969年以前に竣工したビルが約半数を占めている。都心の主要エリアのなかでも特に古いビルが多い。現地では、既存ビルの解体や新たなビルの建設などがあちこちで進んでおり、再開発のタネ地となる空き地なども点在している(現地調査に関する記事)。 このエリアでは、土地…