都市再生機構が岩手県大槌町で進めている復興事業の宅地造成で施工不良が発生した。監理技術者は、工事を急ぐ下請けが計画どおりに施工していないのを知りながら、問題ないと判断してやり直しを指示しなかった。人材不足が深刻な復興事業で不安視される現場の技術力低下が、再施工を要する不具合となって露呈した形だ。
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