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賃貸マンションを分譲マンションとして再生した「千駄ケ谷 緑苑ハウス」。相談を受けた青木茂氏は、実現に向けて課題を先回りして洗い出し、その解決法を事業関係者に提示。決断を後押しした。

 老朽化した建物を活用したくても、山積する課題を前に踏み切れない事業主は多い。「リファイニング建築」を掲げる青木茂建築工房の青木茂代表は、そんな状況を正面突破しながら70件の実績を重ねてきた。事業主を動かす秘訣は、法規、構造、経済面の課題に対する「徹底的な検討」に尽きるようだ。

 「事業主が不安に感じる点をどれだけカバーするか。常に先手を打って準備することが大切だ」と青木代表は言う。2014年3月に完成した「千駄ケ谷 緑苑ハウス」(東京都渋谷区)でも、手厚いプレゼンテーションで事業主の判断をサポートした。