国土交通省が2008年11月28日に発表した08年10月分の住宅着工統計では、新設住宅着工戸数は9万2123戸、前年同月比19.8％増と4カ月連続で増加した。昨年6月20日に施行された改正建築基準法による影響の反動とされる9月までの大幅増の傾向は一段落した。季節調整済みの年率換算値は102万7000戸。 利用関係別の内訳を見ると、持家（前年同月比4.3％減）は4カ月ぶりに減少に転じたが、貸家（同35.4％増）と分譲住宅（同28.9％増）が増加したため、全体では前年同月比で増加となった。 マンション（非木造・共同住宅・分譲住宅として分類）の着工件数は全国ベースで1万2889戸（9月は1万6920戸）。前年同月（6567戸）比96.3％増と倍近い伸びを示したが、単月で見ると2年前（2万2731戸）の水準にはほど遠い。10月の着工戸数は9月を上回る傾向が続いていたが、今年は04年以来4年ぶりに下回った。
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