今回は名古屋市を核とする名古屋圏について、2007年度下半期（2007年10月～08年3月）の中古マンション（築5年から15年の物件で専有部分面積が30m2以上のファミリー向け住戸。事務所用の分譲物件は除外している）の提示価格の動向を見てみよう。 名古屋圏の主な路線は、市営地下鉄桜通線、市営地下鉄鶴舞線、市営地下鉄東山線、市営地下鉄名城線、JR中央本線、名鉄名古屋本線など。 中部圏は、もともと戸建て住宅が強い土地柄だ。そのため戸建てとマンションが競合する地域とそうでない地域で、中古マンション価格にもはっきりと差が見える結果となった。また、「名古屋」（2007年度下期坪単価93万円、前年同期比＋22.4％、以下同じ）を境に、主に東側は商業地、西側は工業地に分かれており、西側一帯の中古価格の水準は東側よりも低い傾向がずっと続いている。
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