冨田 管理組合でコントロールできる規模、限界はもちろんあるわけで、やみくもに大規模化や超高層化していったことに無理があったと思います。このようなマンションの管理を専門家でもない交代制の理事会が住民自治としてこなしていかなければならないことについて、事前に整理しなければならないことがたくさんあったのだろうと…。 そのうちの1つが、現在検討されている管理者管理の方法かもしれません。 ただ、いまの管理者管理の方法は、区分所有関係自体は変えずに、管理会社などが中心となって管理者管理をやる話になりつつあるような感じを受けるのですが、それだけでは、根本的な問題は解決できないのではないかと思います。 村井 たしかにそう言えますね。 冨田 もちろんそういう手法の検討も必要です。が、それだけではなくて、やはり区分所有することそのものに多くの課題があるとすれば、そこにメスを入れざるを得ないのではないか。
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