冨田 適正化法が議論されていたころは、たしかに政策的にはマンション問題にあまり手が付けられていなくて、なんとかモチベーションを上げようということで法律や指針が出来ましたが、あのときには、ここまで少子高齢化などで時代が変わってきていることは、それほど強く認識していなかったと思います。 たしかに初期に建設された老朽化マンションはぽちぽち出てきていました。それに、当時から役員のなり手がいないという問題もあったけれども、現在のように、あるいはこれからもっと日本全体が高齢化して、人もいなくて、マンションの役員のなり手ばかりか理事会さらには町の自治会も成り立たなくなる可能性があるという状況まで意識して作られていたかというと、そこまでは行っていなかったのかなと思います。 … 村井 私は年を取っているから正直に言えるけれども、そんなこと、昔からわかっていたはずじゃないですか。 冨田 そうなんですよね。わかっていたはずなんですけれども…。
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