東京電力グループのファミリーネット・ジャパン(FNJ、東京都渋谷区、村山茂社長)は、FNJ のインターネット接続サービス「CYBERHOME (サイバーホーム)」の新たなマンション入居者向けサービスとして、ホームオートメーションシステム「HOWLET(ホーレット)」を、12月26日からサービス開始する。

FNJ がサービス開始するマンション入居者向けホームオートメーションシステム「HOWLET(ホーレット)」は、携帯電話やパソコンからインターネットを通じて、自宅の電気機器(エアコンや照明など)・床暖房のオン・オフ、電気錠の施錠や状態確認ができるサービス。オプションで宅内に設置する各種センサーの信号内容を、指定のメールアドレスまで通知することも可能。

従来のホームオートメーションサービスは、ホームオートメーション機器の提供会社とインターネット接続会社が別々だったために、顧客にとってはサービス案内やサポート体制、コストが二重化してしまうという問題を抱えていた。FNJ は、マンション専業のインターネットサービスプロバイダ(ISP)として一貫したサービス体制を築くことにより、この問題を解決する。

FNJ のインターネット接続サービス「CYBERHOME」を採用したマンション開発会社は、低コストでホームオートメーションサービスの高付加価値メニューを提供できるようになる。オリックス・リアルエステートが開発した「ベルファース森下千歳」で、第1 号物件として導入される。

FNJ は、マンション供給戸数最大手の大京や、扶桑レクセルをはじめ、多くのデベロッパーにサービスを採用されているマンション専業のインターネットサービスプロバイダー(ISP)。全国で約7万世帯(2006年度予定)のマンション入居者向けにブロードバンド・インターネット接続サービス「CYBERHOME (サイバーホーム)」を提供している。

また、マンション向けのネット対応防犯カメラシステム「MARGUS(マーガス)」や、マンションごとに提供している「マンション専用ホームページ」で、入居者や管理組合・管理会社向けのコンテンツやシステム、サービスを提供し、「つながるだけのインターネット」から「アメニティ(amenity)を実感できるインターネット」を目指す。