動画で学ぶ維持・補修
目次
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高圧水で劣化した部分だけを除去
最近,補修工事で採用される例が増えているウオータージェット。コンクリートの表面に水を高圧,高速で吹き付けると,表面の劣化した部分だけを素早く,正確にはつり取ることができる。
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コンクリートの断面欠損部修復「吹付け工法」 -AD-
コンクリートの断面欠損部の修復工法には「左官工法」「吹付け工法」「充填工法」があり、それぞれに適した材料がある。比較的大きな断面の修復には、「吹付け工法」か「充填工法」を選択する。「吹付け工法」は型枠の設置が不要で、広い面積の施工に優れ、施工に要する時間が短いというのが特徴。映像は吹付けの施工状況を…
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表面を塗装して劣化因子の浸入を防ぐ
コンクリートの表面に塗料を塗ることで,コンクリート内部への水分や塩分の浸入を防ぐ方法。塗布した材料がコンクリート内部に浸透することで,コンクリートの緻密性を高める効果のある製品も増えてきた。映像で紹介した現場では,中塗りに厚膜柔軟型エポキシ樹脂塗料を,上塗りに柔軟型フッ素樹脂塗料を,それぞれ採用し…
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電磁波レーダーで内部の様子をビジュアルに
コンクリート内部の鋼材のほか,はく離や空洞といった欠陥の位置を電磁波レーダーで把握する方法。計測装置をコンクリートの表面に沿ってゆっくりと転がすと,鉄筋の位置などがビジュアルで表示され,調査結果を記録に残すことができる。ただし,漏水が多いトンネル内など,水が多い場所では正確な結果が出にくい。
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コンクリートの欠陥を超音波で把握
コンクリートのはく離や空洞などの欠陥,コンクリートの強度などを超音波で調べる非破壊検査の一つ。コンクリートの表面に超音波の発信子と受信子を当て,超音波をコンクリート内部に伝達。戻ってくるまでの時間を計測することで,ひび割れの深さなどを把握する。鉄筋がある場合は,誤差が大きくなることがあるので注意が必…
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打音検査(その1)
打音検査は,コンクリート構造物の表面付近のコンクリートの状態を簡易に調べる方法。橋桁や橋脚,トンネルの覆工などの表面をハンマーでたたき,発生した音によって状態を把握する。コンクリートが健全な場合は高い音が,はく離や空洞などがある場合は低い音がする。