LIXILは2013年5月、同社独自のパネル工法「SW(スーパーウォール)工法」の新製品として、2種類の「高壁倍率パネル」をトステムブランドから発売した。
新製品は、構造用パネルのOSBを片面だけに採用し、厚さ100mmの断熱材とで構成する「T100」シリーズの高壁倍率パネルと、同構造で断熱材が65mmの「T65」シリーズだ。従来品の「基本パネル」が壁倍率2.5倍だったことに対し、高壁倍率パネルは建築基準法で木造最高レベルの壁倍率5.0倍の国土交通大臣認定を取得している。
基本パネルと構造自体に差はないが、基本パネルでも使用していた釘に、新たに専用ビスを併用して使うことで、より強度を高めることに成功した。パネルには「釘打ち表示シール」で専用ビスと釘を打つ位置が表示されている。
SW工法は高気密、高断熱、高耐震構造を特徴とする工法で、LIXILが開発したもの。独自のSWパネルを用いて施工する。耐震、省エネルギー性能のほか、冷暖房や計画換気システムを組み込むことで、快適な温熱環境を実現した。 2013年3月末時点で、累計施工棟数は、1995年の発売以来約3万8000棟にのぼる。
今回発売の高壁倍率パネルは基本パネルと同価格に設定した。SW工法取り扱いビルダーを対象に北関東以南で販売する。
このほか、2013年4月30日から5月2日に発表されたものを中心に、編集部が注目する新製品・サービスを紹介する。
ジャンル 日付 |
発信元 タイトル |
パネル部材 2013/05/01 |
LIXIL 「SW工法 軸組」シリーズの「T100」シリーズと「T65」シリーズの新製品として、壁倍率5.0倍のパネルを追加発売 |
サービス 2013/04/25 |
オリックス、日本電気、エプコ、ONEエネルギー オリックスと日本電気、エプコが共同で設立したONEエネルギーが家庭向けに蓄電池レンタルなどのエネルギーサービスを開始 |