LIXILは、2013年2月に断熱玄関ドア「GIESTA(ジエスタ)」をトステムブランドから全国で発売する。3月にはジエスタとデザインを統一した門扉とフェンスの組み合わせ「GIEONA(ジオーナ)」の販売を開始する。

「GIESTA(ジエスタ)」と「GIEONA(ジオーナ)」の施工例(写真:LIXIL)
「GIESTA(ジエスタ)」と「GIEONA(ジオーナ)」の施工例(写真:LIXIL)

 ジエスタは、主力断熱玄関ドア5シリーズの「フォラード」、「ディクシード」、「フェイス」、「CZ玄関ドア」、「フォラードCAZASリミテッド」を刷新した断熱玄関ドアだ。これまで南東北から関東エリアで主力としてきた断熱性能k3仕様の製品を、同じ中級価格帯のまま1ランク上の北海道などの寒冷地でも使用可能なk2仕様へと格上げした。また、縦すべり出し機構の採風デザインを充実させたほか、熱の侵入を抑える遮熱鋼板を扉本体に採用するなど、夏場の節電・省エネ対策にも考慮した。

 玄関ドアで重要な防犯面では、電気錠システムの「CAZAS(カザス)」を手頃な価格の電池式にして開発した「CAZAS+(カザスプラス)」を採用。カザスプラスは専用のICカードキーのほかに、業界で初めて、NTTドコモのおサイフケータイ対応のスマートフォン、携帯電話や、楽天グループのプリペイド型電子マネーサービス、楽天Edy(ラクテンエディ)対応のカードもキーとして使用できる。リモコンキーを携帯したままタッチするだけで解錠できる「タッチキー」や、リモコンキーを携帯したまま近づくだけで解錠できる「システムキー」もそろえており、機能と価格にあわせて3タイプから選べる。

断熱玄関ドア「GIESTA(ジエスタ)」施工例(写真:LIXIL)
断熱玄関ドア「GIESTA(ジエスタ)」施工例(写真:LIXIL)

 ジオーナは、「ライフモダンII」(TOEX)と「モデノR」(新日軽)を融合させた門扉とフェンスの新シリーズだ。門扉ではアルミ形材だけではなく、ガラス、鋳物、鋼板などの異素材を組み合わせた12デザインを、フェンスでは木目調や採光タイプなどプライバシー重視のものを中心に10デザインをそろえた。錠はカザスプラス、タッチキー、システムキーと3つの電気錠システムから選べる。カザスプラスとタッチキーは電池式で、住宅との配線工事が不要となっており、リフォーム時の導入も可能だ。

 ジエスタとジオーナは電気錠システムを共通化しているため、一緒に設置することで門扉と玄関ドアを一つのキーで施解錠できる。価格は、ジエスタがk2仕様片開きドアの場合で本体は30万円から。カザスプラスは5万円。ジオーナの門扉は親子開き、カザスプラス仕様で26万1200円。いずれも税別。


 このほか、2012年12月17日から21日に発表されたものを中心に、編集部が注目する新製品・サービスを紹介する。